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No.1297 失望・落胆・裏切り


ブナ林を犬を連れて 4日(火)曇り後はれ。鳩山首相が沖縄訪問。私は浅はかにも「国外、少なくとも県外」の公約に最後の最後まで期待を抱いた一人だった。大きな期待で国内どこも受け入れ先はないのだという世論をバックにアメリカとの交渉に臨む、そういう腹案だと期待した。

 今日の沖縄県知事との会談での鳩山発言を聞いて、完全に裏切られた思いである。まだ「抑止力」などと言っている。今回の普天間問題を通して、そのまやかしぶりが露わになりつつある。沖縄にいる海兵隊が日本を守るための部隊ではないということ。

 沖縄にある海兵隊の部隊は沖縄に来る前は山梨県にあった。本土内の基地反対運動の高まりの中で自民党政府が沖縄普天間に移駐させた経緯がある。沖縄でなければ抑止力を保てない前提はそもそもないのだ。もう少し骨のある政治家と思ったのが間違いだった。

7合目の休憩 沖縄はもちろん、国内もこれほど反基地の世論があるのに、今までアメリカにそのことを伝えようとする動きすら見えないのは自民党政権同様、対米屈辱外交以外の何物でもない。これで鳩山政権は終わりだ。鳩山、小澤の退陣以外に局面打開はない。

 日本の政治家の最大の欠陥は政治は民衆のためという「政治哲学」を持たないことだと思う。「友愛」が哲学だというなら、あらゆる政策にそれを貫けばいいのに、その強固な意志がない。中曽根のように戦後政治の総決算という、とんでもない哲学を持つ人もいる。

 その点、沢内村の深沢晟雄氏の政治家としての生涯に感銘を覚える。及川和男著「村長ありき」を息をのむような思いで読み進んでいる。寒村僻地の沢内村の小地主の家に生まれた氏は曾祖父が井戸塀政治家で「政治に関わるな」が遺言だった。

三ノ峰の頂上の鐘 51歳で周囲に推されて村長になるのだが、まさに波乱万丈の人生だった。父の村の医者にという期待を担って東北帝大の医学部に進むが、父の期待に背いて法学部に転入する。その後は満州、台湾、佐世保と国策会社に関わり、48歳で沢内村に戻る。

 その間、最初の妻に2年で一人娘を残して先立たれ、再婚した奥さんと満州に向かう。元々正義感の強い氏は就職した満州開拓公社になじむはずもなく、「五族協和・王道楽土」の欺瞞に気付き、上司と喧嘩辞職、台湾に向かう。台湾とて状況は同じだった。

 氏は敗戦後に命からがら満州から引き揚げたのだが、一旦は八路軍に捕えられ、その人間性ゆえに釈放されたばかりか、日本までの帰国を保障されるという数奇な例であった。沢内村に8年ぶりに戻った。待ち受けていたのは又素晴らしい人々だった。
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「私日記「のびる」~ニュージーランドから~」
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中学校を退職して4年目。海外赴任の経験や海外でのボランテイア経験を踏まえ、日本の教育を見つめ直す。
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